「中道改革連合」合流にあたっての決意
「中道改革連合」への合流にあたり、支援者の皆様から「これまでの政策や理念と整合性が取れるのか」という、大変厳しくも真っ当なご指摘をいただいております。
結論から申し上げます。
私の信念は、いささかも揺らいでおりません。
1.「追及」から「実行」へ:国会で積み上げた実績を形にする
私はこれまで、立憲民主党の一員として、またジャーナリスト出身の政治家として、徹底した現場取材とデータ分析に基づく国会質疑を重ねてきました。
PFAS汚染問題: 汚染源である米軍基地内への立ち入り調査を粘り強く求め、日米地位協定の不条理をただし、基地が集中する沖縄の構造的課題を政府に突きつけてきました。
物流コストの是正: 全国平均の2倍に達する沖縄の物流コストは、県民生活と産業成長の大きな足かせです。直近の国会では、内閣府特命担当大臣から「国として物流コストの実態調査を行う」との明言を引き出しました。
政権交代が視野に入った今、これまでの追及で浮き彫りにした課題を、政権の中枢で「解決・実行」するフェーズへと進めます。
2.辺野古新基地建設は「中止」させる
中道改革連合は、停滞した政治を打破するために大同団結した集団です。多様な意見を包摂する大きなウイングを持つ政党だからこそ、私はその中で沖縄の意思を体現する「楔(くさび)」としての役割を果たさなければなりません。
立憲民主党の辺野古「中止」は私、ヤラともひろが主張し、マニフェストに入れさせてきた文言です。大きな政治勢力の中で沖縄の民意を政策に反映させる覚悟は微塵も動きません。その役割を新しい党の中でも果たさせてください。
実際、安住幹事長が「辺野古新基地建設中止は非現実的」と発言した際、私は即座に上京し厳重に抗議しました。その結果、幹事長から「説明不足であり、本意ではない」との謝罪を引き出し、党として「辺野古移設中止」の基本スタンスを再確認させました。
これまでも長年、海兵隊を研究し、「沖縄唯一」と主張する政府の欺瞞を告発してきました。辺野古埋立てを中止させ、普天間も即運用停止させる解決策「プランB」の準備もできています。
(軟弱地盤の改良に12年を要し、予算も底を突きかけている現在の計画では、普天間飛行場の危険性除去には繋がりません。現場の真実を熟知する私が党内に居続けることで、安易な容認や先送りを許さず、確実に「中止」へと舵を切らせます。)
3.基地は沖縄経済の阻害要因
私が基地問題にこだわるのは、大きくは「経済合理性」の観点からです。沖縄県も公式に認めている通り、人口増加と経済成長が続く中で、広大な土地を占有し続ける米軍基地は明確な発展の阻害要因です。
事実は明白です。那覇新都心やライカムの例が示す通り、基地は返還後の跡地再開発によってこそ、莫大な経済効果と雇用を生み出します。
この自明の理を国政の常識へと塗り替えるため、私は数字と事実を駆使し、たたかいます。沖縄の声を中央の「ど真ん中」で主張し続けることこそが、沖縄を守る最短距離になると信じています。
4.結びに代えて
私たちが標榜する「中道」とは、単なる妥協ではありません。他者を言い負かす「論破」が流行る風潮は危険です。異なる声に耳を傾け、粘り強い対話を通じて最適解を見出す、最も困難かつ誠実な政治の道です。
沖縄の犠牲がなければ成り立たない「日米同盟」は脆弱です。沖縄を軍事的抑止の島から、アジアの優位性を活かした「共生・協調の拠点」へと転換させる。そして戦後史の総括と克服を日本政治に強く求めていく。ジャーナリストとして培った「真実を射抜く眼」と、政治家として培った「現場を歩く足」を武器に、私は改革の原動力となり、日本の新たな扉を切り拓いてまいります。
前衆議院議員 屋良朝博


